デンマークの家具デザイナーハンス・ウエグナーによるYチェアー。
座面に使われているペーパーコードは10年も使っていると擦り切れてしまいます。
張替えに挑戦しました。
使い始めてから10年。ペーパーコードが擦り切れて段々と座面も下がってきました。
本体の接続部のガタも直したいところです。
まずは材料の入手や張り替えのコツなどが載っている関連サイトを探します。
「Yチェアー」「張り替え」「自分で」で検索しました。
こちらのサイトで材料の入手ルートと麻紐を使って失敗した例がありました。
このサイトを参考にさせてもらい作業する事にします。
一番心配なのがペーパーコードの編み方です。
結構複雑そうに見えるので写真と図で記録を残しながらペーパーコードを外していきます。
外している内に段々と編み込みのパターンが分かってきました。なんとか再現できそうです。
ペーパーコードを外した後、本体を解体します。
前後方向に引っ張ると簡単に抜けました。完全に接着剤が切れていました。
組み込まれていた向きを間違えないようメモを貼っておきます。
ラッキーなことに横方向の部材はガタが来ていなかった為、バラさなくても良かったです。
軽く汚れを拭き取った後、本体を組み立て直します。
接着剤には水性の木工用の物を使用しました。接合部に少し多めに接着剤を塗ります。
(はみ出した接着剤は乾かないうちに濡れタオルで拭き取ります)
各部材を組み合わせた後、ロープで巻き、更に圧力を掛けるため、棒で絞めます。
接着剤が乾くまで平らな場所に置き、椅子の上に重しを置いておきます。
(これは乾燥段階で歪みが出ないようにする為です。)
未だにペーパーコードを頼むか他の素材を使うか検討中。